静岡県内の観光地 緊急事態宣言にあきらめの声と警戒

静岡

政府の対策本部が始まり、東京、京都、大阪、兵庫への緊急事態宣言が決定する見通しです。大型連休を前に県内の観光地ではあきらめの声が聞かれます。

<神谷修二カメラマン>「東京方面からの新幹線が到着しました。大きな荷物を抱えた人たちが続々と降りてきます」
 午後3時すぎの熱海駅は週末ということもあり、大勢の観光客でにぎわっていました。
<磯也干物店 小林雄人社長>「東京とか首都圏のお客さんが多いので影響は出てくると思いますね」
 大型連休を控える観光地にとって大きな打撃となりそうです。政府は東京や大阪など4都府県に緊急事態宣言を出すことを決定する見通しです。4月23日の分科会で期間は25日から5月11日までで了承されました。
<磯也干物店 小林雄人社長>「(3回目の休業要請ですが?)店を休んでくれって言われないだけましですけど、やってること変わってないんで、もうちょっとほかに策はないのかな」
 熱海市のホテルでは、すでに影響が出始めています。
<熱海聚楽ホテル 森田金清社長>「キャンセルも出てるんですけど、5月のゴールデンウィーク」
 徐々にキャンセルが増えてきているといいます。
<熱海聚楽ホテル 森田金清社長>「25日から発令されますので、心配ですよね。今後キャンセルが急増するのではないかということで」
 首都圏からの宿泊客が8割以上を占めるこちらのはホテルでは、安心して温泉を楽しんでもらいたいと対策を講じています。
<熱海聚楽ホテル 森田金清社長>「初めて緊急事態宣言出たときに2カ月間全館休業で何かできないかなということで、大浴場に入ることに抵抗がある方もいらっしゃるのかなあと思って、家族風呂をグレードアップして作りました」
 そんな矢先に出されることとなる3度目の緊急事態宣言。
<熱海聚楽ホテル 森田金清社長>「我々にとってみればお正月、ゴールデンウィーク、お盆というのは、年間を通しての最大の稼ぎ時なんですね。その稼ぎ時の1週間を失うというのは、ただでさえ昨年から観光業は売り上げが厳しい中で追い打ちの痛手という形ですよね」
 一方、同じように首都圏に隣接する御殿場市は、緊急事態宣言が出されることに対し強い警戒感を抱いています。
<御殿場市 若林洋平市長>「制限がないところに行こうというのだけはやめてほしい。我々は避難地ではない。避難場所ではない」
 感染拡大に備え、御殿場市は4月、新たに飲食店の来店客に対し、マスクの着用や消毒など感染対策への協力を呼び掛ける張り紙を飲食店に配布しました。
<御殿場市 若林洋平市長>「一見さんお断りというのは変わらない。お店のルールを守ってもらいたい。御殿場市のルールを守ってもらいたい」
 緊急事態宣言の決定を前に苦渋の決断した大型イベントもあります。
<浜松まつり組織委員会 廣野篤男代表委員長>「緊急の浜松まつり組識委員会役員会にお集まりいただき、(誠にありがとうございます)」
 すでに縮小開催が決定していた浜松まつりですが、緊急事態宣言の発令に備え、23日午後、緊急の役員会を開きました。3日から5日に開催する「凧揚げ」について4日、5日の2日間は午後の部を取りやめることを決めたほか、緊急事態宣言が発令された地域からの参加を禁止することとしました。
<鈴木康友浜松市長>「まったく今までの飲食を伴って騒ぐといった浜松まつりのイメージとは違うまつりであることをぜひお伝えいただきたい」
 3回目の緊急事態宣言が出されることで我慢の大型連休となりそうです。
#オレンジ6 4月23日放送