GW本格化 緊急事態宣言受け 静岡県東部の観光地は

静岡

東京などに「緊急事態宣言」が出される中で迎えた大型連休。週末に本格的な連休に入った県東部の観光地の様子を追いました。

 5連休がスタートした1日の熱海市内。東京などに「緊急事態宣言」が出される中ですが、若い人たちの姿が目立ちました。
<訪れた人>「私たちもそれ(緊急事態宣言)を聞いて控えなきゃいけないのはあるんですけど、前(去年の緊急事態宣言)に比べて圧があんまりない印象がありますね」「あんまり響いてないですね。我慢とは言いつつ1年以上は数字が増え続けてるわけですし」
 こちらのホテルは、5月1日から4日まで満室だということです。
<熱海聚楽ホテル月の栖 森田金清社長>「緊急事態宣言の話もあってキャンセル少し出ましたけど、キャンセル出た分が埋まっていったという形です。1年以上こういう状態が続いているので、我々のサイドから見てもお客様のほうも我慢に疲れてしまって、GWくらい少し気晴らししたいのかな」
 一方、伊東市の道の駅は、300台収容できる駐車場がほぼいっぱいになりました。
<伊東マリンタウン 冨岡真一郎さん>「神奈川、東京、県内のお客様もいますが、一番多いのはきょうあたりは神奈川になるのかな」
 伊東マリンタウンが、この3日間で駐車場に停まる車のナンバーを調べたところ、神奈川県からが27%、東京が18%だったということです。
 下田市の水族館では、ペリー提督に扮したダイバーによる餌やりショーが1日から始まりました。
<訪れた人>「来るたびにかっこいい衣装になってるなと思って」「餌やりがすごかった。楽しかった」
 人気のショーですが、緊急事態宣言が発令され、入館者の数は落ち込んでいるといいます。
<下田海中水族館 鈴木博総支配人>「例年に比べると半分行くか行かないかというところで、首都圏の緊急自事態宣言や蔓延防止の影響もありまして、お客様の流れは鈍っているのかと感じています」
 子どもに人気のランバイクの専用コースがオープンしたばかりの裾野市の遊園地「ぐりんぱ」。今年の大型連休は、感染対策も欠かせません。
<ぐりんぱ職員>「消毒と検温のご協力をお願い致します」
 感染対策として、来園者の出入り口を一か所にしぼり、来園者全員に消毒と検温の協力を呼びかけました。さらに…。
<遊園地ぐりんぱ企画運営統括ディレクター 中村州宏さん>「こちらのエリアがアウトドア体験をしていただくエリアとなります。場内では密を避けるために、できるだけ芝生広場とか広いエリアでイベントを展開しております」
 ぐりんぱでは連休期間、密を避けながら楽しんでもらおうと、火起こし体験を新たに始めました。
<訪れた人>「こういう開けた所だと感染の対策もできるし、子どもにもいい経験ができるのでいいと思います」
 感染対策を徹底しながら観光客を迎える試行錯誤の連休となっています。

#オレンジ6 5月3日放送