国内の観光需要の促進として、政府が10月からスタートした「全国旅行支援」。斉藤国交大臣は、全国旅行支援の延長について、年内は12月27日宿泊分までとしたうえで年明け以降も継続すると発表、観光地・岐阜県高山市も期待を寄せています。
紅葉の時期を過ぎ、本格的な冬を迎える岐阜県の高山。2022年は安堵の冬となりそうです。
「紅葉シーズンということもあって、10月半ばから個人やツアー団体のお客様が多く来られて、11月中旬過ぎは紅葉シーズンは非常に多くの方で賑わいました」(ホテルアソシア高山リゾート 杉本篤史 総支配人 )
10月に海外からの個人旅行が解禁されたこともあり、11月のホテルの利用客はコロナ前の4割ほどまで戻っているそうです。
「紅葉が終わったら冬を迎えるので、少し落ち着く状況ですが、それでも『旅行支援』があるおかげで、稼働率の底上げもできています」(杉本篤史 総支配人)
29日は、平日であいにくの天気でしたが、国内・海外問わず多くの観光客が訪れた高山。
中でも、日本人の旅行のきっかけになっているのは、やはり旅行支援のようです。
「クーポンを赤ちゃんの分ももらえて、1日で使い果たしました。ホテルもすごく安くなったので」(岐阜県からの観光客)
秋から冬へと新たな表情をみせる高山、旅行支援の延長にも期待がかかります。
「大いに期待しておりまして、冬場に入るので高山は雪景色がきれいで、そこに多くのお客様が来られることを期待しているとともに、来年は本格的に海外のお客さんが春から戻ってくると思うので、高山にまた盛況が戻ってくることを期待しています」(杉本篤史 総支配人 )
年明け以降の全国旅行支援については、割引率は現在の40%から20%に縮小されます。
また開始についてもコロナの感染状況を踏まえたうえで決定されるということです。
(11月29日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)