警察官が立ち出入りを封じた、4月29日朝の鶴ヶ城公園(福島県会津若松市)
猟銃を手にした猟友会のメンバーがパトロールをしていた。
その理由は、体長1.2メートルほどのクマが公園内に現れたから。
散歩していた人:「驚きますよね。折角のゴールデンウィークなのに」
旅行で訪れた人:「お城を見て帰る。これから帰るんですけど、いまクマが出たって話を聞いて、すごく残念ですね」
旅行で訪れた人:「まさかこんな所にクマが出るってびっくりしました。街なかですので」
そして…繰り返し聞こえてきた大きな音。
安全に麻酔銃を打つため、木に登っていたクマを木からおろそうと花火などで誘導していた。
しばらくすると猟友会のメンバーなどがクマを運び出した。クマが人に向かってきたため、猟銃を発砲して駆除したという。
会津若松市鳥獣被害対策実施隊・小沼清一捕獲隊長:「迷いクマでエサを探して、そのまま来たんでしょうね。今までこんな(中心部にクマが出没する)こと、まずない」
鶴ヶ城公園を管理する会津若松観光ビューローによると、少なくともこの30年の間に公園内にクマが現れたことは無かったという。
会津若松観光ビューロー・渡部健志課長:「ゴールデンウィークの初日にこういった形で、『思いもかけないお客さん』が来たので、我々もびっくりしましたけれど、何よりケガ人がいなかったのが一番よかったと思います」
会津若松観光ビューローでは、観光客が訪れている日中にクマが現れた場合は、来場者を安全な場所に誘導し、速やかに警察などへ通報することにしている。
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<最初に目撃されたのは…福島県会津若松市宝町・千石バイパス沿い>
4月29日午前5時ごろ「道路を横断しているクマがいる」と通報が寄せられた。
体長1.2メートルほど。大人のクマと見られている。
午前5時30分ごろ、パトロールをしていた警察が鶴ヶ城でクマを発見。お堀の周辺を歩いたり木に登ったりする様子が確認されたという。
警察は、安全確保のため鶴ヶ城公園周辺を規制。公園で捜索を続けること約5時間、午前10時30分頃猟友会によってクマが駆除された。
<なぜ市街地に?>
猟友会によると、会津若松市・東山温泉から、川沿いを下ってきたと思われ、餌を探しに来たいわゆる「迷いグマ」とみられるという。
<冬眠から目覚めたこの時期から目撃件数が増える>
会津若松市内では、2022年4月のクマの目撃件数が4月29日の分を含め11件。過去3年と比べても多い傾向。
11件の内訳は、東山エリアで7件確認されているほか、4月18日には武家屋敷の敷地内で確認されている。
猟友会は、「武家屋敷に出没したクマは逃げた。きょうのクマは多分その時と同じクマだと思う」との見解も示している。
<遭遇しても慌てないための心構え>
●特に山際での農作業などは、クマ鈴やラジオなど音のするものを身に着ける。
●遠くにいるのを発見したら、そっと立ち去る。
●遭遇したら、クマから目を離さずゆっくりと後ずさりしながら離れる。背中を見せたり、走ったりしてはいけない。
●子グマの近くには親グマがいると考えられるため、そっと立ち去る。
動画コメント
日本全国のヤクザも駆除さてほしいです!
ゴールデンウィークだから熊も観光に来たのかな😄💦
なるほど。面白いこと言うね!